<レポート> 夢洲カジノを止める大阪府民の会・裁判担当 井上眞理子
大阪地裁202号法廷は大法廷ですが、傍聴希望者が北側廊下に長蛇の列をなしていました。
◆第2事件グループが新しく提訴したカジノ用地の格安賃料の損害賠償(1,044億円)請求訴訟が第5事件となりました。本日の法廷では第5事件の原告のKさんが意見陳述を行いました。Kさんは小さいお子さんを育てる中で、大阪市の子育て施策が貧困であることを痛感しておられます。保育士の人手不足、保育士の低賃金の常態化、学童保育も同じです。お子さんを連れて公園に行けば、壊れて放置されている遊具、手入れされず伸び放題の公園樹、そして公園樹は選定されないまま危険ということで伐採されてしまいます。子育て以外でも、日本一高い介護保険料、国民健康保険料等。
Kさんは「大阪市民の暮らしを良くしていくために動くべき人達が、市民の財産を格安で貸出てしまうことを進めてしまうことは許されません」と怒りの声を挙げています。
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◆大阪IR住民訴訟は以下の6つの事件から構成されています。
第1事件:夢洲IR差止訴訟
第2事件:夢洲カジノ用地賃貸契約差止訴訟
第3・4事件:大阪IR・カジノ土地改良事業差止訴訟
第5事件:格安賃料損害賠償請求訴訟
第6事件:カジノ土地改良事業の賃料請求訴訟
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◆大阪府・市民は維新府・市政とがっぷり4つに組んで闘っています。